リソグラフ印刷とは
投稿日時:2017-10-03 15:03:12
リソグラフ印刷は「理想科学工業」が開発した印刷機で、孔版印刷の技術で作られたデジタル印刷機です。通常のコピー機よりも低コストに、かつ早いスピードで印刷をできるという特徴があります。また、2色刷りなどにも対応し、簡単に増刷できるためにチラシやDMに活用されてきました。
リソグラフ印刷の構造は、マスターとなるドラムを高速回転させて印刷しながら、紙をローラーで押し出す方式です。フルカラー印刷はできませんが、カラーインクを使用することで単色カラー刷り、2色刷りに対応できます。さらに最新機種では1分間に最高185枚という圧倒的なスピードで印刷をすることができます。
かつては印刷のつぶれが目立ったリソグラフですが、最新の機種ではかなり細やかなイラストや写真、文字の表現も可能になりました。厚紙や色紙、封筒などの印刷にも対応でき、幅広い用途に利用できます。しかも消費電力も少な目ですむというメリットがあるのです。
そのため、印刷会社だけではなく、印刷物を多用するオフィスや店舗、学校法人などでもリソグラフを活用している企業は多いようです。